怪しい怪しい車の税金の話!
みなさん車を所有している方も多いことと思います。
通勤や通学などで使用している方や住んでる場所によっては車がないと不便であるとか事情はさまざまだと思いますが、
今の日本では車は生活に欠かせない物ですよね!
私も車にかかる税金について、あまり考えたことが無かったので、今回税金について考えたことをまとめてみました。
しかし、冷静に考えると車は税金のオンパレードですよね!
車を購入または維持する場合にかかる税金は自動車取得税、重量税、自動車税、そして消費税、購入後は、年間の自動車税、車検時にはまた重量税とまあ良くもここまで色々とかかるものです!
その昔自動車は、裕福な人たちしか所有できなかった時代とは大きくかわり
今では自動車の普及も5,000万台を超えて一家に1台以上となっておりますので
これらにかかる税金たるや莫大なものになるのではないでしょうか?
最近はエコカー減税もあり車種によって減額されるようでありがたい限りですが
トータルで考えるとまだまだ高いのが実情ではないでしょうか?
自動車を持つとかかる9つの税金とは?
■車を買うときにかかる
①自動車取得税
②消費税
■持っているだけで毎年かかる
③自動車税
④軽自動車税
⑤自動車重量税
■燃料にかかる
ガソリン税(⑥揮発油税+⑦地方揮発油税)
⑧軽油引取税
⑨石油ガス税
②消費税
新車購入時に課税される税金で、都道府県税なので各都道府県に納めます。
この税金の使用目的は市町村の道路整備の費用として使われていたのですが
平成21年4月より普通税となったことで使用目的に制限はなくなったようです。
なんと!?・・自動車に関わる税金なのに現在では道路整備以外につかっている
ようです。
つまり都道府県の道路整備のほとんどお金がかからなくなったことから使用目的を変えたと考えられます。
だったら税金をもっと安くするか無くして欲しいのは私だけでしょうか?
地方税の集計額は調べられませんでしたので、ざっくり乱暴に計算すると
自動車取得税=新車単価150万×販売台数500万台×税率3%=2,250億!
ある意味、地方交付税の様なつかわれ方をされているのでしょう!
新車購入時と車検時に納付する税金で国税になります。
この税金の目的は道路整備にあてられる物としてスタートしています。
自動車が急速に普及しだした高度成長期に自動車の所有者に道路整備費用を
暫定税率として、本来の税金以上の負担してもらい今まできております。
聞いたことある人もいると思いますが、道路特定財源と言われておりました。
その後、道路整備の普及も落ち着き税収が整備費用より余りだしたため、
それなら税金を安くできるはずだとの議論がでて、暫定税率を廃止する話があったのですが、2009年に道路特定財源の一般財源化としてこの道路特定財源を廃止したのです。
簡単に言うと、早く道路をたくさん作りたいので悪いけど(そう思っていたかはわからないが)車買った人は余分に税金はらってね!
その後、もう十分道路はできてそれほどお金がかからなくなったけど入ってくる税金が少なくなるのは嫌なので他の税金といっしょにまぜこぜにしてして、分からなくしてしまおーっという流れで今もこの税金を高い税率のまま自動車を使用する人が負担しております。
ガソリンに関する税金も同じです!
ガソリンには揮発油税がかかっており当時道路整備五ヵ年計画の財源不足を補うことでガソリンにも実際の税率の2倍の暫定税率をかけて今にいたっているのですよ!
さらに消費税のダブル徴収ですからあほくさいったらありゃしません!
自動車税も同様に40年代に道路整備のために決まった税金で道路財源が本来の使用目的で先の税金と全く同じで今も払い続けております。
自動車税が高いって言うけど海外と比べてどうなのよ!
日本自動車協会がまとめたデータから諸外国の自動車税をまとめたデータから比較してみます。
前提として新車購入から13年間、1800ccの車を使用した場合に収める税金になります。
・日本・・・・72.2万円
・イギリス・・・35万円
・ドイツ・・・・26.2万円
・フランス・・・・5万円
・アメリカ・・・・2万円
どうですかこれ?
自動車税の他に海外にも日本の消費税のような付加価値税がありますが、
それらを加えても日本より安いのですよ。
日本の自動車税がいかに高いかわかると思いますし、しかもそれらは自動車に関係する整備に使われていないとなるとどうなんでしょうか?
そういえば、消費税増税でもありましたね増税分は全て社会福祉の財源にすると・・・・
やらしい・・いやっ怪しい怪しい自動車税の話でした。
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