リーマンおやじのゆるいブログ

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もしも竹中平蔵が無人島に行ったなら!

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新自由主義の推進者である竹中平蔵がついにトリクルダウンはあり得ないと言ったそうな!今のグローバル経済で超格差が進んでいることを見れば、その通りなのだが、お前が言うな!と笑ってしまうのです。小泉内閣ではさんざん規制緩和を進め経済は市場に任せれば、資本家や大企業がより富み、そこから貧困層に富みが滴ると言ってたのを、トリクルダウンはあり得ないと言い、創意工夫で何とかすれ!といわゆる自己責任論と言うことのようです。

 
そんな中で、竹中平蔵が無人島に行ったらどうなるか?どーでもいい事を考えてみた。
 
以前テレビで男女5人位が無人島で1週間自給自足の生活をするという企画があり、ルールはお互いの事は分からない前提で、無人島へは3つだけ必要な物をもって行ける。「ただしライターはダメ」最後に皆んなで無人島生活での貢献者を指名すると言う内容でした。
 
以下は、フィクションでへーゾウ君が無人島に行った空想物語である。
 
その日は小雨が降り肌寒く、男女5人は小型の漁船に乗ってとある島に降りたった。
男女は岩が多い歩きずらい海岸を通り、平坦な山のふもとまで歩いた。
 
男A 「とりあえず雨も降っていることだし雨風を防ぐ場所を作ろうよ!」
 
全員「賛成ー」
 
女D「どうやって作ったら良いの?」
 
男A「僕に考えがある!山にある枝を集めて来て、家の壁になる骨組みを作ろう!それから山に生えてる大きな葉を壁や屋根にするんだ!」
 
男B「分かった男達で材料集めに行こうぜ!」
 
30分後
 
男C「君!顔色悪いけど大丈夫?」
 
へーゾウ「大丈夫です!ちょっと疲れてしまって....」
 
男A「だったら少し休んでなよ!俺たちがやるから!」
 
へーゾウ「すみません!あ、ありがとう!」
 
男A「よーし!これで材料はあつまったぞ」
 
男B「枝も長さが色々で切ったりできるといいけどね!」
 
男A「大丈夫!僕がノコギリもってきたから!」
 
女E「すご〜い、用意良いんですね」
 
女D「私も、枝を切るのを手伝います。」
 
女D「な、なんか上手く切れません!」
 
男A「両側にあるノコギリの刃は細かい方の横引きを使うと切れるよ」
 
女D「あっ!本当だよく切れる。Aさんすごいですね!ひょっとして大工さんですか?」
 
男A「そう普段は大工をしてるんだ!だからもってきた道具も使い慣れたノコギリにしたんだ。」
 
男B「頼もしい限りです。家作りはAさんが我々に指示して下さい。言われた様に動きますので」
 
ヘーゾウ君「僕も!」
 
Aさんの経験と皆んなの努力により、家作りは無事終わり、雨風を防ぐ寝床を確保することができた。
 
女D「雨に当たったので寒いですね!」
 
ふるえるへーゾウ君
 
女D「火をおこしませんか?」
 
男B「ライターはもって来れないルールなのでどうやって火を起こそう?」
 
女D「私もってきた道具があるのでためしてみていいですか?」
 
Dさんは、乾電池の両側にクリップが付いた物とシャープの芯をとりだした。
 
女D「シャープの芯に電流を流すと芯の炭素が熱を持つので、それで火が起こせるかも?」
 
全員「へーそうなんだ!やってみよう」
 
乾電池につなぐとシャープの芯は真っ赤になり、他の人がもってきた新聞紙に見事に火がついた」
 
全員「やった!」
 
男A「まきはさっき沢山取った木のえだを燃やそう」
 
男B「Dさんは理科の先生?」
 
女D「大学で化学を勉強してるんです」
 
男A「そうなんだ!助かったよ!おかげで今夜寒さにふるえないで寝られるよ」
 
男B「ところで食料はどうしようか?」
 
へーゾウ君「お腹も減ってきましたね」
 
男B「僕、漁師なんだけど素潜りもできるので海に潜って魚がとれるか見てこようか?」
 
女D「え!寒いのでそのまま海に潜るなんて風邪ひきますよ」
 
男B「大丈夫!ウエットスーツと魚突くモリを持ってきたから」
 
女E「本当に大丈夫ですか?」
 
男B「大丈夫!大丈夫」
 
Bさんは、ウエットスーツに着替え日も暮れてきた海岸へと歩いて行った。
 
それから2時間が経ったころBさんは皆んなの元へ戻ってきた。その手には網に入った沢山の魚があった。
 
全員「すごいBさん、良くこんなにたくさん魚とれましたね」
 
ヘーゾウ君「うまそうー」
 
男B「思ったより海に魚がいてね!マグレだよ」
 
女D「火もあるので、魚を焼いたりできますね」
 
男B「僕が魚さばいたりできるので、料理もするよ」
 
女D 女E「私達も手伝います!」
 
Bさんのおかげで今夜の食事は、刺身から焼き魚まで、豪華なメニューとなった。
 
男A「この魚刺身うまい」
 
女D 女E「焼き魚も美味しいわ」
 
男B「今日は体動かしたからお腹減ってより美味しく感じるね」
 
へーゾウ君「うまっ!うまっ!」
 
女E「せっかく火がついたので、料理もしやすい様にかまどを作りませんか?」
 
男B「かまどってあの土で作るやつかい?」
 
女E「そうです!私、陶芸をしているので土には少し知識があるんです。ここの島の土は良い土なのでできると思うんです。」
 
女D「私、手伝います!」
男A 男B「俺も」
へーゾウ君「僕も」
 
Dさんのおかげで立派なかまども完成し、これからの料理もしやすくなりました。
 
無人島生活はAさんが建てた家で雨風邪が防げ、Dさんがおこした火によって暖かく過ごせ、またBさんが食料をとってきてくれて、Eさんの作ったかまどで料理をする。そんな生活パターンができつつ無人島生活も最後の夜となった。
 
その時へーゾウ君が泣き出した。
 
へーゾウ君「皆んなごめん!僕は何も役に立たなくて!」
 
男B「そんなことないよ!」
 
男A「そうだよね!家作りとか手伝ったし、気にするなよ」
 
女D 女E 「そうよ、へーゾウ君も頑張ったわよ」
 
へーゾウ君「ごめん!僕何もできることが無くて、本当にごめん」
 
男A「皆んなで協力したからできた無人島生活だよ!」
 
へーゾウ君「そう言ってくれて本当にありがとう」
 
女E「ところでへーゾウ君は何をやっている人なの?」
 
へーゾウ君「僕?僕は会社を経営したり経済について国に提言したりしてるんだよ」
 
女D「経営か〜頭良いんですね」
 
へーゾウ君「無人島生活では何も役に立たないことが良く分かったよ」
 
男A「そーいえば、へーゾウ君は無人島に何を持ってきたの?」
 
へーゾウ君「これ、、」
 
全員「わーっお金!」
 
女E「1,2,3...1千万円はあるわ」
 
へーゾウ君「こんなの何も役に立たなかったけどね」
 
無人島生活最後の夜は一段と冷え込み風も強い夜だった。
 
その時、突風が家の隙間から入り込み焚き火を消してしまった。
 
女E「焚き火が消えちゃたわ」
 
女D「大丈夫よ、シャープの芯でまた火ダネをつくりましょ」
 
男A「だけどもう新聞紙が無いんだよ」
 
男B「枝に直接火はつかないからなぁ」
 
そこでへーゾウ君が提案した。
 
へーゾウ君「このお金を燃やして火ダネを作ろう」
 
全員「えーお金燃やしちゃうの」
 
へーゾウ君「だってお金がいま役に立つとしたら今だよ」
 
男B「無人島生活が終わったらまた元の生活に戻るんだから持ってた方が良いんじゃない?」
 
へーゾウ君「いいから!僕もやっと皆んなの役に立つときが来たんだって!」
 
ヘーゾウ君のお金を燃やして再び、焚き火がつき暖をとる事ができた。
 
全員「あったか〜い」
 
男A「無人島生活もなんかあっと言う間だったね!」
 
女D「本当ね!初めはどうなるか不安だったねけど皆んなのおかげで楽しく過ごせたわ」
 
女E「今日で皆んなとお別れだけど、またもとの生活に戻っても私皆んなのこと忘れないわ」
 
男B「俺もだよ!」
 
ヘーゾウ君「僕も!」
 
皆んなの無人島生活も終わり別れを惜しみそれぞれ元の生活に戻った。
無人島生活での一番の貢献者は食料調達したBさんであった。。
ちなみにヘーゾウ君は誰にも指名されなかったのは言うまでもありません。
 
ヘーゾウ君は、無人島生活で分かったのでしょうか?
会社経営や経済に強くても無人島では何も役に立たないことを。
資本主義が破綻して無人島生活が現実となるかもしれないことを。
 
日本文化は、彼らのように助け合いの文化であることを。
自己責任で無人島生活をしたなら生きていけなかったことを。
無人島生活では創意工夫もできないことを。
 
おバナナ君には分からないだろうね!
 
この物語の登場人物は実在の人物とは関係ありません。
 
提供はパ◯ナがお送りしました。
 
 

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