リーマンおやじのゆるいブログ

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クスリのリスクとアナフィラキシー

 
叶美香さんのアナフィラキシー症状による緊急入院ニュースは、クスリによるアレルギーの怖さを伝える話題となりました。

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このアナフィラキシー症候は、蜂に刺されたり、食べものによるアレルギーとして良く聞かれると思います。
 
厚生労働省の報告書では、死亡には至らないまでも症状が出現した人は、年間5000~7000人と報告されており、年間かなりの人がアナフィラキシーの症状を発症している事が分かります。
 

さらに日本では、アナフィラキシーにより死亡した患者さんが年間40~70人報告されており、その中でもクスリによるアナフィラキシーで亡くなった方は2011年で32人となっております。

 
 
アレルギーの原因物質であるアレルゲンが体内に侵入することで、IgE抗体という特異的抗体ができ、特異抗体が活発化することでアレルギー症状が短時間で全身に表れるアレルギー反応のことです。
 
クスリによるアナフィラキシーとは?
 
アナヒィラキシーには、蜂に刺されたり、食物によるアレルギー症状とは違い、クスリによっても起こるアレルギー反応としてはあまり知られていないのではないでしょうか?
 
病院で医師に処方された薬でアナフィラキシー症状となることもあると言うことです。
 
同様に市販品の風邪薬などでも、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるのです。
 
理由は、規制緩和によりスイッチOTC薬と呼ばれる今の市販薬は、医薬成分として効き目のある成分が入っている市販薬が多くなってきている事があげられるからです。
 
アナフィラキシーの症状としてはアレルギー反応が短時間で起こるのが特徴です。
 
薬剤では平均5分程度で症状がでると言われ、海外のデータでは心肺停止になるまでの時間が薬による症状の場合5分と非常に短時間になっています。
 
体に起こる症状としては、じんましん、かゆみ、くちびるや舌、口の中が腫れるなど粘膜への症状がでるのが特徴です。
 
そういえばアズマックスの東さんも桃を食べたあとにアナフィラキシー症状がでてまぶたが大きく腫れあがったと報道されてました。
 
アレルギー反応がでたらすぐに医療機関へ受診することが望まれます。
 
心配な方はアレルギー検査を受けることをお勧めします。
 
クスリには原因そのものを治す作用はほとんど無く、症状の緩和程度と理解すること、さらにアレルギーを含む副作用のリスクが必ずあることを考えクスリと付き合う必要があるのではないでしょうか?
 

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